火炎焼入れ
酸素アセチレン炎やプロパンガス炎など、高温の炎を吹き付けて鋼鉄部品の表面を焼入れし、表面層を硬化させる方法です。
硬化の原理は焼入れと同じで、オーステナイト組織まで加熱後、急冷させてマルテンサイト組織を得ます。
温度測定、炎調整が難しく、温度制御が正確にできないため、量産品にはあまり使用されません。
火炎焼入れの目的
耐摩耗性と耐疲労性の向上
火炎焼入れのルール
- 冷却は主として噴水による
- 焼入れ後は180~200℃の低温焼戻しを行う
参考) 金属熱処理科(職業能力開発大学校 研修研究センター編)
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