金属熱処理 Q&A

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SK3とSKS3の違いって何ですか?

一文字違いですから混同してしまいますよね。

どちらも工具鋼です。。。。が、違うものです。

SK3は炭素工具鋼、SKS3は合金工具鋼というグループに属します。
SKS3には合金が添加されています。
そのため価格もSKS3の方がSK3よりも通常高価です。

▽ダウンロード 『材料費の比較』と『熱処理対応』早見表

熱処理材料と価格

 

 

熱処理の面から相違点を挙げますと

文献によると、SK3は水で冷却して焼入れを、SKS3は油で冷却して焼入れをすると書いてあります。

 

この冷却方法の違いが何を意味するかというと『硬さの入り易さ』と解釈することもできます。

つまりSK3の方がSKS3より硬さが入りにくいです。

 

 

以下の用途で使われることが多いです。

SKS3は、冷間プレス金型や治工具
SK3は刃物や工具

 

気になるところでは

・高周波焼入やフレームハードの処理の場合

・熱処理後にワイヤーカットがある場合

・熱処理後の寸法変化

などでSK3とSKS3で対応が異なる場合があります。

 

最新版の材料価格早見表はこちら

 

▼資料ダウンロード↓

SK3もSKS3も曲がり反りを極力抑えて『焼入焼戻し』することにより
熱処理後の後工程の負荷を低減させます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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