クロメート処理
クロメート処理とは、六価のクロム酸を主成分とする処理液で表面処理する方法です。
金属をクロメート処理すると表面に酸化皮膜ができ、耐食性が向上します。現在は六価クロムが規制され、三価クロムに置き換えられています。
クロメート処理の目的
耐食性の向上を主な目的として利用されます。
- 亜鉛めっきやカドミウムめっき後のクロメート
- 銀めっき後のクロメート(変色防止用)
クロメート処理とクロムめっきの違い
- クロムめっきは金属クロムを電気を流して被着します。膜厚をコントロールでき、金属のため硬さもあります。硬度を得ることがが主な目的です。
- クロメート処理は、金属をクロム酸を含有した液につける化学反応で、膜厚は厚くなりません。耐食性を持たせることが主な目的です。
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