金属熱処理 Q&A

 割れる・折れる / 機械構造用合金鋼(SCM435など) / 機械構造用炭素鋼(S45Cなど) / 浸炭焼入れ / 硬さ / 高周波焼入れに関するお問い合わせ

仮定の話になりますが、同じ形状であったら浸炭焼入と高周波焼入は、どちらのほうが折れやすいですか?

仮定として

浸炭焼入・・・材質SNCM415

外径表面HRC58~60(硬化層深さ1.0~1.2mm)

 

高周波焼入・・・材質S45C

外径表面HRC58~60(通常の硬化層1~2mm)

 

形状はともにシンプルにφ80✕500mmと仮定します。

製品の使用目的・・・不明

 

浸炭焼入のほうが高周波焼入よりも

折れやすいと考えられます。

浸炭焼入のほうが内部硬さが高いからです。

 

現実的には他の要素も考慮して設計段階で

材質や熱処理方法を決めていますので

注意が必要です。

 

詳細はこちらの記事を御覧ください。

高周波焼入と浸炭焼入に内部硬さに違いについて教えてください

 

 
 
 
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