焼ならし

「焼ならし」は、前加工の影響を除き、結晶粒を微細化して鋼を標準状態にするための熱処理です。

焼ならしの目的

  1. 鋼の内部応力を開放して除去する
  2. 鋼の結晶粒を小さくする
  3. 鋼の材質改善を行う(被切削性の向上)
  4. 圧延などの組成加工で生じた繊維組織を解消する
  5. 機械的性質の向上

焼ならしのルール

  1. 焼ならし温度に加熱した後、冷却する。冷却は空中放冷(約200℃/h)とする。

焼ならしの種類

通常焼ならし

所定の焼ならし温度から常温まで大気中放冷する方法

等温焼ならし

等温変態曲線の鼻の温度に相当する等温炉(550℃付近)によって等温変態させ、その後は常温まで空冷させる方法です。焼ならし温度から等温炉までの冷却は、熱風冷却により行われる。S-C材、低C合金鋼に対して被削性の向上に有効な処理です。

二段焼ならし

焼ならし温度から火色がなくなる温度(約550℃)まで空冷したあと、ピット又は徐冷箱内で常温までゆっくり徐冷する。構造用鋼材(0.3~0.5%C)にこれを適用すると、初析フェライトが少ない粗層パーライト組織が出来て、伸び、絞りが向上し、強靭性が得られます。また大型の高炭素鋼材(0.6~0.9%C)では白点や内部亀裂の防止に有効です。

参考) 熱処理ノート 大和久重雄 著 (日刊工業新聞社)、熱処理技術入門 日本熱処理技術協会・日本金属熱処理工業会 編

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