金属熱処理 Q&A
ステンレス鋼(SUS304、SUS440Cなど) / 析出硬化熱処理に関するお問い合わせ
SUS631の熱処理は可能ですか?
可能です。
SUS631はSUS630と同じ析出硬化系ステンレスです。
どちらも一定の熱処理(析出硬化処理)によって硬化することが可能です。
しかし、その熱処理条件は全く別物になります。
ご質問のSUS631には『TH1050』や『RH950』という熱処理があります。
が、それほど一般的ではありません。
理由はこれらの熱処理条件の前工程の目的は素材のマルテンサイト化と考えられます。
そのマルテンサイト化を冷間加工で材料メーカー様でやられています。
SUS631を扱う場合には、素材 のほかに識別の も確認する必要があります。
誤解されるといけないので、追記しますが析出硬化処理は一般的です
熱処理条件には注意が必要です。
SUS630は熱処理時に成分である銅が反応して硬くなります。
SUS631は熱処理時に成分であるニッケルとアルミが反応して硬くなります。
→SUS630とSUS631の熱処理相違点まとめk(ペラ1枚)
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