金属熱処理 Q&A

 焼入れ / 焼戻し / 硬さに関するお問い合わせ

SKD11を焼入れして高温焼き戻しする予定です。なるべく硬くするために焼入れ温度を調節することをしますか?

焼き入れ温度を変えることで

硬さを調節することは通常行いません。

 

鋼材により適した焼入れ温度の範囲があります。

SKD11の場合1020~1030℃の範囲が一般的です。

焼入れ温度が低かったり高かったりすると

不具合が生じる可能性があります。

 

高温焼き戻しをする『目的』がわかると

硬さのご提案ができるかもしれません。

 

(この場合の高温焼き戻しをする例の一部)

・コーティングがある

・窒化をする

・ワイヤー・放電加工がある

・焼き入れで反りが出たので矯正する

・サブゼロ+高温焼き戻し+安定化で経年変化対策をする

 

当サイトは、金属熱処理專門の武藤工業株式会社(神奈川・岩手)が運営しています。熱処理技能士が相談にお応えします

 



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