金属熱処理 Q&A
機械構造用炭素鋼(S45Cなど) / 歪む・曲がる / 焼入れ / 焼戻しに関するお問い合わせ
S45Cプレートで焼入れ後の反り矯正が直りにくいのはなぜですか？
反り矯正は、焼き戻しの時に行います。
焼き戻し温度が高ければ高いほど反りは矯正しやすいです。
しかし、焼き戻し温度を高くすれば、通常は硬さが下がります。
S45Cのように焼入れ性が悪い材料は
反りが発生した場合、反りを矯正するために焼き戻し時に高い温度をかけると
著しく硬さが下がってしまいます。
そうすると、反りは矯正できても、硬さを満たさないという結果になってしまいます。
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