金属熱処理 Q&A

 応力除去焼鈍 / 機械構造用炭素鋼(S45Cなど) / 歪む・曲がる / 高周波焼入れ / 高炭素クロム軸受鋼(SUJ2など)に関するお問い合わせ

S45CやSUJ2のパイプ状のシャフト(外径Φ50mm、内径Φ26mm、L600mm)の外径を高周波焼入します。気をつけることはありますか?

高周波焼入は問題なく処理できると思います。

 

高周波焼入後に曲がりが出た場合には

通常、加圧して曲がり矯正をします。

 

パイプ形状ですと曲がり矯正したときに

形状が潰れてしまう可能性が高いです。

 

曲がりが極力少なくなるように

高周波焼入前に応力除去焼鈍をしたり

パイプに入れる芯金を事前に準備してから

高周波焼入⇒曲がり取りをするなどの対策が

必要になる場合もあります。

 

当サイトは、金属熱処理專門の武藤工業株式会社(神奈川・岩手)が運営しています。熱処理技能士が相談にお応えします

 

 



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