金属熱処理 Q&A
伸びる・縮む / 合金工具鋼(SKD11､SKS3など) / 機械構造用合金鋼(SCM435など) / 機械構造用炭素鋼(S45Cなど) / 炭素工具鋼(SK3など) / 焼入れ / 焼戻し / 硬さ / 窒化処理に関するお問い合わせ
S45C、SCM435、SK3、SKS3、SKD11の鋼材で焼入れ焼戻しにより硬くしてから窒化をして更に表面を硬くしたいのですが可能ですか？
焼入れ焼戻し後に窒化をする処理はよくある処理です。
注意することは
焼入れ焼戻しで
硬くなった母材硬さは
窒化後に下がる可能性があるということです。
『SKD11以外の』S45C、SCM435、SK3、SKS3について
母材硬さを高いまま維持して窒化処理をすると
母材硬さは下がり寸法変化を生じる可能性があります。
一般的には
焼入れ⇒高温焼戻し⇒仕上げ加工⇒窒化の工程になり
『SKD11以外の』S45C、SCM435、SK3、SKS3について
高温焼戻しをしますと
通常焼入れ焼戻しで得られる硬さよりかなり低くなります。
当サイトは、金属熱処理專門の武藤工業株式会社(神奈川・岩手)が運営しています。熱処理技能士が相談にお応えします。
サイト内検索
