金属熱処理 Q&A

 合金工具鋼(SKD11、SKS3など) / 高周波焼入れに関するお問い合わせ

SKD11に高周波焼入は出来ますか?

結論から言えば、SKD11に高周波焼入は出来ます。

ただ以下の理由から実際にやることは稀です。

①S45Cなどの炭素鋼に高周波焼入をすればHRC60程度はでますので、高価なSKD11を選定することは少ないです。

②SKD11は焼入れ温度が1000℃以上となるので、製品の形状によっては溶けたり割れたりするリスクが大きいです。

参考としてS45Cの焼入れ温度は830~850℃です。

最新版の材料価格早見表はこちら



「熱処理研究室」は、金属熱処理専門の武藤工業株式会社が運営しています。各種熱処理、熱処理を含む小ロットの加工案件などご相談ください。

お問い合わせ・お見積りはこちらから。

営業エリア:神奈川、静岡、岩手、東京、埼玉、山梨、青森、秋田、宮城、山形、福島など

熱処理お役立ちライブラリ


会社概要