金属熱処理 Q&A

 機械構造用合金鋼(SCM435など) / 浸炭焼入れに関するお問い合わせ

浸炭用の低炭素鋼(SCM415やSCM420など)の機械加工前には、『焼ならし』を施すと聞きました。機械加工前には軟らかくするために焼なましを行うのではないでしょうか? なぜ、焼ならしなのか、理由を教えて頂けますか?

炭素量が少なく軟らかい鋼材は、機械加工において刃の先端にワークの一部が付着し、本来の刃先に代わり加工を行います。この付着した刃先を構成刃先と言います。

焼ならしは、構成刃先を出現させないために結晶粒を微細化し、若干ではありますが、硬さを上昇させる作用を有します。

 

 

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