金属熱処理 Q&A

 ステンレス鋼(SUS304、SUS440Cなど) / 割れる・折れる / 固溶化熱処理 / 応力除去焼鈍に関するお問い合わせ

SUS304の溶接物です。溶接すると腐食しやすくなるのですか?腐食対策でSUS304を選定したので質問させてください。

SUS304は500℃~700℃の温度に
一定時間さらされると腐食しやすくなってしまいます。
これを鋭敏化といいます。

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弊社では、どのくらい鋭敏化しているのか測定できます。
SUS304(L)・SUS316(L)・SUS321・SUS347

鋭敏化測定のダウンロード資料
「鋭敏化」の度合い数値で表せます
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弊社では溶接の後の応力除去には固溶化処理をお勧めしております。

固溶化処理は1000℃以上に加熱してその後急冷するため、形状によっては変形してしまう可能性があります。

もしそのような場合にはSUS304Lなどの低カーボン材を選定して応力除去焼鈍することも検討することも選択肢の一つです。

いずれにしても
後々、クレームにさせないためにも事前にテストピースで双方の処理の違いを事前に調べてエンドユーザー様に提出しておくのも一案です。


というのもコストの関係で最善のやり方を選べない場合もあるからです。

エビデンスのためのテスト熱処理も承っております。

▽ダウンロード資料

ステンレス(SUS304) 溶接した後の熱処理条件別比較

『ステンレスの区分』と『熱処理対応』早見表

SUS熱処理Q&Aまとめはこちら

SUS304の焼鈍と固溶化処理の違いについて

→熱処理の違いによる SUS304塩水耐久テスト

『材料費の比較』と『熱処理対応』早見表

 

 

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