金属熱処理 Q&A
焼入れ / 焼戻し / 硬さに関するお問い合わせ
SCM435Hの『H』は何を意味しているのですか?

Hは『Hardenability』の略とのこと。
Google翻訳で調べてみると『焼入れ性』と表示されました。
内部硬さの焼入れ性を保証しているという意味です。
同一規格の鋼でもロットによるばらつきが多いと困ってしまいますよね。
ただ焼入れ性の保証と言ってもJISで決まっている試験の結果、焼入れ性を保証しているという意味です。
そのJISの試験を簡単に説明すると
φ25✕100mm(約0.4Kg)の丸棒を焼入れ温度まで加熱し、
φ25mmの一方の端面に噴水のように水を当てて行う試験です。
ですので実際の熱処理する品物が
例えばφ250✕100mm(約38Kg)と大きい場合
質量効果の関係で同じような結果が得られるとは限りませんよね。
場合によっては
『材質の変更』や『内部硬度の低下を考慮した設計』
を盛り込む必要があるかもしれません。
いくつか御提案できることがあります。
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