金属熱処理 Q&A
ステンレス鋼(SUS304、SUS440Cなど) / 焼入れ / 焼戻し / 硬さ / 窒化処理に関するお問い合わせ
顧客の指示で図面の材質がSUS304からSTAVAXに変更になりました。ただその図面には熱処理や硬度の指示が特にありませんでした。熱処理について自分たちから提案したいのですがどのようなことが考えられますか?

STAVAXはSUS420J2系のプリハードン鋼で
購入時の硬度はおおよそHRC30ぐらいです。
想定できることは様々でしょうが
大まかに四点あります。
①そのまま使う
(HRC30ぐらい)
②窒化をする
(母材硬度HRC30ぐらい、表面硬度Hv1000~)
③焼入れ焼き戻しして使う
(低温焼戻しでHRC52~54)
④焼入れ焼戻し後に窒化をして使う
(表面硬度 Hv1000~)
※窒化での寸法変化を極力押さえるために
『窒化処理の温度』と『焼き戻しの温度』
の把握はとても重要です。
焼戻しの温度によって母材硬度は変わります。
いくつか御提案できることがあります。
熱処理のことで疑問がございましたら、お気軽にご質問ください。 ご依頼のお見積りも即日対応、1個から小ロットOK、東京、神奈川、岩手に限らず全国対応 致します。
熱処理に関すること、お気軽にご相談ください
当「熱処理Q&Aサイト」は、熱処理一筋!武藤工業株式会社が運営しています。ご質問には熱処理技能士が即日返信でお答えしています。