熱処理QA

家庭用のステンレスのスプーン、熱処理で簡単にサビさすことできます。

2024年10月25~27日に岩手県北上市で行われた『テクノメッセきたかみ』に出展しました。
この展示会は地元の学生さん向けに地元の企業をアピールする目的で2年に1度開催されています。

学生さんや一般の方に熱処理をイメージしていただけるように、amazonで買った普通のスプーンに熱処理をして普段錆びないスプーンが錆びやすくなってしまうことをお話ししました。

そうやって錆びやすくなったスプーンもさらに違う熱処理をすることによってもう一度本来の錆びにくいスプーンになるということも説明しました。

 

下の写真は、実験途中の写真です。
塩水につけて、たった12時間後の写真です。
右下のスプーンは既に錆び始めていました。
真空炉で600度で保持し炉令したものです。
鋭敏化しているのもそうですが、真空炉で処理して酸化被膜が形成されなかったため
さらに錆びやすかったと推測しています。

左上①そのまま(熱処理無し)
左下②大気炉800℃焼鈍
右上③大気炉800℃焼鈍⇒固溶化処理
右下④真空炉600℃焼鈍

▽ダウンロード資料 熱処理の違いによる SUS304塩水耐久テスト

 

テクノメッセきたかみの様子です。

更新:2024年11月01日

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