金属熱処理 Q&A

 機械構造用炭素鋼(S45Cなど) / 硬さ / 調質に関するお問い合わせ

S45Cを調質した場合は、表面から何mmぐらいまで指定した硬さを満たしますか?

浸炭焼入や高周波焼入などの

表面焼き入れのように

硬化層深さは〇mmぐらい

ということができません。

硬さの変化が極端で、調質をした同じ製品でも

測定箇所が異なれば

硬さも異なる場合が多いからです。

 

参考として、『S45Cの直径』と『硬さ分布』

の関係が分かりやすい図がありましたので

下記に載せます。

 

この図から分かることは

・直径が大きくなると極端に表面硬さが低下します。

・直径が小さくて表面硬さが高くても内部に行くにしたがって極端に硬さが低下します。

 

出典元は『職業訓練教科書 金属熱処理科』P23です。

職業訓練教材研究会のサイトで購入できます。

Googleブックスでもネットで立ち読みできるようです。

 

当サイトは、金属熱処理專門の武藤工業株式会社(神奈川・岩手)が運営しています。熱処理技能士が相談にお応えします



「熱処理研究室」は、金属熱処理専門の武藤工業株式会社が運営しています。各種熱処理、熱処理を含む小ロットの加工案件などご相談ください。

お問い合わせ・お見積りはこちらから。

営業エリア:神奈川、静岡、岩手、東京、埼玉、山梨、青森、秋田、宮城、山形、福島など

熱処理お役立ちライブラリ


会社概要