金属熱処理 Q&A

 炭素工具鋼(SK3など) / 焼入れ / 焼戻しに関するお問い合わせ

SK3材で焼入れ後、ワイヤーカット加工中に割れが生じてしまいました。対策はありますか?

SK3は、製品が厚いと表面と内部で「硬さの差」が生じてしまっているからではないでしょうか。

その結果内部応力が発生し、ワイヤーカット時にその内部応力が割れの発生の原因と考えられます。

そこで製品に要求されている硬さとの兼ね合いもありますが、焼き戻し温度を400℃以上で行うことを推奨します。

また材質変更も検討することも対策の一つです。

 

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