金属熱処理 Q&A

 問題解決 / 歪む・曲がる / 焼入れ / 焼戻し / 硬さに関するお問い合わせ

焼入れ時に窒素ガスなどで冷却すると歪みにくいと聞きましたがなぜですか?

焼入れ焼戻しで生じる

歪み・反り・曲りなどの 変形の要因の一つに

焼入れ時の冷却スピードがあります。

冷却スピードが速くなければ硬さがはいりません。

 

しかし

冷却スピードが速すぎれば、変形も生じやすいです。

 

冷却スピードの比較

【早い】水>油>ソルト>ガス【遅い】

 

ガス冷却は

冷却スピードが遅いので歪みにくいです。

 

ただ

焼入れ時にガス冷却しても

硬さが入らないものがあります。

 

例えばS45Cは、

変形が少ないからといって

焼入れ時にガス冷却した場合

想定する硬さが入らないでしょう。

鋼種ごとに適した冷却方法があるからなのです。

 

▼資料ダウンロード↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当サイトは、金属熱処理專門の武藤工業株式会社(神奈川・岩手)が運営しています。熱処理技能士が相談にお応えします

 

 

 

 

 

 

当サイトは、金属熱処理專門の武藤工業株式会社(神奈川・岩手)が運営しています。熱処理技能士が相談にお応えします

 

 



熱処理お役立ちライブラリ


会社概要